G7広島サミットで提供されるウェカムドリンクの日本酒は?
G7で注目されることといえば、各首脳に提供される日本酒のウェルカムドリンクだ。
- 賀茂鶴酒造
- 相原酒造
が有力候補である。
G7広島サミットの日本酒候補1・・賀茂鶴酒造
2016年4月10日から開催されたG7広島外相会合で各国の首脳に提供されたのが賀茂鶴酒造だ。
国際会議で提供されたことのある実績ということで2023年5月から開催されるG7広島サミットで提供される可能性が最も高い日本酒メーカーであると言えるだろう。
賀茂鶴酒造は創業105年を誇る酒蔵。1号蔵は国の有形登録文化財に指定されているほど歴史ある
- 乾杯酒・・双鶴(そうかく) 賀茂鶴
- 歓迎レセプション・・純米吟醸
- 船上カクテル・・ゴールド賀茂鶴、蜃気楼、
G7広島外相会合ではこの賀茂鶴酒造の日本酒が4種類も提供されている。
前回のG7広島外相会合で好評得ていたことも2023年5月に行われるG7広島サミットでも、賀茂鶴酒造の日本酒が選ばれる可能性は高い。
G7広島サミットの日本酒候補2・・相原酒造、「雨後の月」
1875年創業の老舗酒蔵。で代表銘柄は「雨後の月」
その特徴は精米歩合の高さと上質な軟水。
精米歩合が51%と広島県内で作られる日本酒の中ではトップクラスに精米率が高いことが最大の特徴。簡単にいえば米粒の半分を削り取ることで綺麗で上質な日本酒が出来上がることを意味している。
海外でも評価が高く、1997年にカナダのオタワで開かれた国際酒まつりの純米吟醸・純米大吟醸部門で優勝し、世界的な知名度を得ている。
フランスで行われるコンクール「KURA MASTER 2022」にてプラチナを受賞
「インターナショナル・ワイン・チャレンジ2022」のsake部門で「雨後の月 十三夜 特別純米酒」が金メダル受賞
と近年の海外コンクールでも優秀な成績を収めている。
G7広島サミットの日本酒候補3・・今田酒造、妙花風
八反草という貴重な品種の米を使用した幻の日本酒も作っている今田酒造。
中でもそんな貴重な八反草を40%まで磨いてかもした純米大吟醸の「妙花風」は最高傑作と言われている。
さらに今田酒造ではスパークリングや魚介に合う日本酒など前衛的な取り組みしつつも由緒ある製法で日本酒作りをしている酒蔵は広島でも珍しく、クールジャパン代表としてウェルカムドリンクに抜擢される可能性は高い。
G7広島サミットの日本酒候補3・・西條鶴醸造
1904年創業の西條鶴醸造はモンドセレクション金賞を連続で受賞し広島で最も注目度の高い酒蔵だ。
モンドセレクションとは、ベルギーの民間企業モンドセレクション社が食品の品質を評価し、出品者はその評価に値するランクを授与されることで品質の高さをアピールできると言った、食品部門のミシュランのようなものだ。
最高金賞の獲得率は審査される全商品のうちの3%しか獲得できないため最高金賞を受賞した商品は希少であることがわかる。
西條鶴醸造では2022年に「神髄」が最高金賞を受賞したことで2023年に行われるG7広島サミットでは披露される可能性が高くなった。
G7広島サミットの日本酒候補4・・白牡丹酒造
白牡丹酒造は1675年創業の老舗酒元、広島でもトップクラスに長い歴史を誇る。夏目漱石や家棟方志功も愛したと言われている。
ツイッターでもG7広島サミットのウェルカムドリンクに選ばれる日本酒予想が白熱している。
日本酒ミーティング特別企画 G7サミットで振舞われる(はず)の広島の日本酒投票。2月5日時点での途中経過です。 賀茂鶴さん、強し!
とネットの予想でも実績のある賀茂鶴酒造が有力との見方が強いようだ。
2016年のG7伊勢サミットで提供された日本酒は伯楽星(はくらせい)
ちなみに前回のG7伊勢サミットで提供されてお酒は日本酒の伯楽星(はくらせい)
伯楽星(はくらせい)は140年続く酒蔵で、代々その製法にこだわり続けてきた由緒ある酒蔵で、G7伊勢サミットで提供された以外にも
- フランクミューラーと異例のコラボ
- FIFAワールドカップのオフィシャルドリンクに抜擢
- JALファーストクラスで提供
とその実績もすばらしい酒蔵である。日本酒はsakeとして海外でも大人気、日本人らしいきめ細やかな酒造りが顕著に反映された日本酒はG7をきっかけにもっと世界に羽ばたいて欲しいものだ。